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ミスター・ヴァーティゴ 

ポール・オースター/著 柴田元幸/訳 新潮文庫

恥ずかしながらの初オースター。読後に調べたところによると、彼の作品としては群を抜いて読み易いらしい…良かった(笑)。

孤児で性悪、無教養な少年ウォルターは、謎の紳士に「空の飛び方を教えてやる」と言われ、一緒に暮らすようになった。数年に及ぶ虐待まがいの訓練を経て、やっと「ウォルト・ザ・ワンダーボーイ」として名声を手にしたのだが…。

ファンタジーというにはあまりにもリアル。20世紀初頭の、華やかでありながら暗く絶望的な、偏見と拝金主義の世情を余すところ無く描いている。けれどもどこか希望と明るさを感じさせるのは、やはりウォルターや師匠を初めとする登場人物の純粋さ(良い意味だけではないけれど)が切々と伝わってくるからだろう。何度地に落ちても起き上がり、人生を切り開いていくウォルター。飛翔の次には墜落が待っているとしても、墜落するごとにまた新しい人生が開けるのかも知れない。人生ってそう悪いものじゃないな。そう思わせてくれる作品だった。

ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫) ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫)
ポール オースター (2006/12)
新潮社
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コメント

daaaaaaaaaaaa

僕の、オースターランキング。



1位 、ミスター・ヴァーティゴ(Mr Vertigo 1994)

2位、 リヴァイアサン(Leviathan 1992)

3位、幽霊たち(Ghosts 1986)

4位、最後の物たちの国で(In The Country of Last Things

5位、鍵のかかった部屋(The Locked Room 1987)

6位、偶然の音楽(The Music of Chance 1990)

7位、ムーン・パレス(Moon Palace 1989)

8位、ティンブクトゥ(Timbuktu 1999)

9位、シティ・オブ・グラス(City of Glass 1985)

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