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パディー・クラーク ハハハ 

ロディ・ドイル/著 実川元子/訳 キネマ旬報社

1960年代アメリカ。10歳のパディは悪戯ざかり。いつも友達や弟と、あれこれとんでもないことをやらかして日を送っている。ピンポンダッシュなんて序の口。空き地で密教ごっこ(これが痛そう)、口の中にガソリンを入れて火をつけたり、家から離れた場所にある商店街で万引きしたり、弟をトランクに閉じ込めたら開かなくなったり…かと思うと「女性はおならができるかできないか」を大真面目で議論し、サンタさんを信じているフリをし、一所懸命にスペルを覚え、一対一の真剣な喧嘩も。

そんな日常の中に、両親が次第に不仲になっていく様子が織り込まれます。日常的な口げんかから暴力へ。冷たい空気の流れる家の中で、パディは心を痛め、家出まで考えます。
子供の持つ純粋さと残酷さ、素直さととっぴさがリアルに描かれ、面白おかしく読み進むうちに、最後の一行で涙、涙。

思わず彼らのその後までをも本気で心配してしまうほどの描写力は、流石93年のブッカー賞受賞作。彼らの悪戯はかなり過激ですが、眉を顰めない自信のある方にはお勧めです…いえ、ホントに凄いのですよ彼ら(笑)。

パディ・クラーク ハハハ / ロディ・ドイル、実川 元子 他

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