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プリーストリー氏の問題 

A・B・コックス/著 小林晋/訳 晶文社

落ち着いた居心地の良い独身生活を送るプリーストリー氏。しかし友人に言わせれば
「君はキャベツだ!蕪だ!ペポカボチャのカタツムリ野郎だ!」
となってしまいます。その友人に対し、「結婚を控えているのだから精神が高揚しているのだろう」と怒りもしないプリーストリー氏は本当に紳士ですねえ。

いや、傍から見れば退屈至極でも、本人がこれで満足しているんだからほおっておけば良いものを…内輪のパーティーでのちょっとした話から、警察まで巻き込んだとんでもない悪ふざけにまで発展してしまいます。
悪ふざけの首謀者ネズビット氏曰く「分別の最大の長所は、時々それを失うことができるということ」ですからねえ…でも失いすぎだってば(笑)。

スラップスティックと言いたいくらいのコメディーですが、上品に抑えてあるのは流石1927年のイギリス小説。先が読めてしまう展開だけれど、それでも充分に面白い!

そうか、今気づきましたがウッドハウスと同時代なのですね。なんか納得。

著者は推理物では「アンソニー・バークリー」心理ミステリでは「フランシス・アイルズ」と筆名を使い分けていますが、この「A・B・コックス」が本名だそうです。そして本書は、この名で書かれた最後の長編でもあります。でもこれ以前に出版された作品は全て未訳なのですよね…是非邦訳出版して頂きたいものです。

プリーストリー氏の問題 プリーストリー氏の問題
A.B.コックス、小林 晋 他 (2004/12)

晶文社
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