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タフの方舟 1・禍つ星 

ジョージ・R・R・マーティン/著 酒井昭伸/訳 ハヤカワSF文庫

惑星フロ・ブラナを巡り、周期的に疫病を流行らせる「禍つ星」。それは、1千年前に滅びたEECの遺産である、巨大な生物戦争胚種船だった…。


おんぼろ船で宇宙を旅していたタフは、この船をサルベージに来た一行に雇われるのですが、膨大な宝の山とも言うべき胚種船の争奪戦に巻き込まれてしまいます。

胚種船と言うだけあって、禍々しい生き物は次々出てくるのですが…帯にある「ジュラシック・パークの興奮」ってのはちょっと違うかな?いえ、コンピー軍団みたいな「子猫ちゃん」や恐竜さん、他にもいろいろ恐ろしげな生き物が乗船しておりますが(大丈夫、胚の状態です…大抵は)、彼らに対する主人公の対処の仕方がまるっきり違う。

巨体を揺すり、猫を抱き、銃を向けられても恐竜に襲われようとも、常に慇懃無礼な態度を崩さない主人公タフの姿には思わず苦笑。姿かたちはどっから見ても悪役、利に敏く時に冷徹、でも猫だけは溺愛してるという一筋縄では行かないタフですが、読み進むうちに妙に可愛く思えてくるのです。

この作品は数年に渡って書かれた連作短編であり、今月発売の「2・天の果実」とでワンセット。この巻には書き下ろしのプロローグの他「禍つ星」「パンと魚」「守護者」の3篇が収められています。
しかし、この非常に魅力的なシリーズが7編しか書かれていないとはこれ如何に。出来ればもっともっと書き続けて欲しいものであります。

タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF
ジョージ・R.R. マーティン (2005/04/21)
早川書房
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