スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

邪魔をしないで 

ミュリエル・スパーク/著 深町真理子/訳 早川書房

ひたすらに「その時」を待ち続ける使用人たち。彼らは既に、記者に与える談話を考え、回想録まで練っています。他の名家からも引く手あまたの有能な彼らですが、彼らの才能はこのような場合でも遺憾なく発揮されているようです。次々に訪れる邪魔者を排除しつつ「その時」に備えて、深夜着々と準備をしている彼らの姿は外の嵐とあいまって、恐ろしさと同時に紛れもない滑稽味をも湛えています。
古典的な演劇手法『場の一致 時の一致 筋の一致』に則り、ブラックユーモアに溢れたこの小説を読んでいると、まるで舞台劇を見ているかのように登場人物たちの動きや表情が浮かんできます。そして伏線の巧妙さはさすがスパーク。
この作品、舞台化はされていないのかな?是非是非観たい、出来れば執事はサー・ジョン・ギールグッドで…って無理か(笑)。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。